「新規作成」は、レジストリに登録されています フォルダ内で、右クリックすると表示されるポップアップメニューには「新規作成」というメニューがありますが、これは、Windows Shell 仕様に従ってレジストリに登録された情報を元に作成されています。 この中で「圧縮 (zip形式) フォルダ」とあるメニューを実行すると、空の zip ファイルが作成されます。これをダンプすると以下のような内容になっています
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F -------------------------------------------------------------------------- 00000000 50 4B 05 06 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 PK.............. 00000010 00 00 00 00 00 00 ...... 504B0506 0000 ディスク情報1 0000 ディスク情報2 0000 エントリされたデータの情報1 0000 エントリされたデータの情報2 00000000 サイズ情報 00000000 データへのオフセット 0000 後続するコメントの長さ
結構単純なデータですが、これは以下のようなレジストリデータとして直接データが登録されています。 コンピューター\HKEY_CLASSES_ROOT\.zip\CompressedFolder\ShellNew Data という名前で登録されているデータが作成されるようになっています。この仕様はこちら(英文)から確認できます さらに、この空のzip書庫は、以下のようにしてスクリプトで作成する事もできます
Set Fso = CreateObject( "Scripting.FileSystemObject" ) Set Handle = Fso.CreateTextFile( "empty.zip", True ) EmptyData = Chr(&H50) & Chr(&H4B) & Chr(&H5) & Chr(&H6) EmptyData = EmptyData & String( 18, Chr(0) ) Handle.Write EmptyData Handle.Close
関連する情報 .ZIP File Format Specification( 仕様 )
タグ:書庫
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