他のデータベースと違って、Oracle ではユーザを作成する事は、create database と同じ意味になりますが、ユーザだけ作成しても権限が全く無く、利用可能にするには権限を持つユーザが、権限を与える必要があります。 開発環境が一つの Oracle の場合はやみくもに以下の処理を行う事はできませんが、PC 内に自由に使える Oracle をインストールした場合は以下の手順でユーザを作成するといいと思います。 1) 作成するユーザ専用のテーブルスペース作成 ( テーブルスペースは共有できますが、開発管理上別々のほうが良い ) 2) ユーザ作成 3) 権限を与える ※ 一連の作業は SYSTEM ユーザで行って下さい。
create tablespace LIGHTBOX_SPACE datafile 'C:\ORACLEXE\ORADATA\XE\LIGHTBOX.DBF' size 5M autoextend on next 1M maxsize unlimited segment space management AUTO; create user LIGHTBOX identified by LIGHTBOX default tablespace LIGHTBOX_SPACE temporary tablespace TEMP quota unlimited on LIGHTBOX_SPACE account UNLOCK; grant ALTER PROFILE ,ALTER SESSION ,ALTER SYSTEM ,ALTER TABLESPACE ,ALTER USER ,CREATE ANY DIRECTORY ,CREATE PROCEDURE ,CREATE PROFILE ,CREATE PUBLIC SYNONYM ,CREATE ROLE ,CREATE ROLLBACK SEGMENT ,CREATE SEQUENCE ,CREATE SESSION ,CREATE SYNONYM ,CREATE TABLE ,CREATE TABLESPACE ,CREATE TRIGGER ,CREATE VIEW ,DROP ANY DIRECTORY ,EXECUTE ANY PROCEDURE ,SELECT ANY DICTIONARY ,SELECT ANY SEQUENCE ,SELECT ANY TABLE to LIGHTBOX;
TEMP は、Oracle をインストールした時に作成される一般的な一時用表領域です。一つの PC で開発環境を作るのであれば TEMP を使うといいと思います。 datafile の場所は、ハードディスクであればどこでもいいですが、開発管理上、既にインストールされている場所が良いと思います。拡張子は .dbf である必要はありません。ユーザが作成した表領域である事を明示する為に、.ORA のように変更してもかまいません。 関連する記事 Oracle 10g Express Edition のインストール サービス開始 : Oracle 10g Express Oracle インストール後の初期設定 Oracle11g + Windows : PC名を変更してしまった場合の対処方法
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