結論から言うと、VBScript から直接 jQuery のオブジェクトを操作できました。言語仕様の違いから、$ は使えませんし、無名ファンクションも無いので事前に Callback 関数を作っておけば VBScript 内でもイベント操作はできますが、関数の引数の仕様が全く違うので、複雑な処理は JavaScript 側で実行するのが吉です。 ただ、JavaScript のオブジェクトは VBScript から参照した時点で VBScript から普通にプロパティやメソッドを参照できる事には少し驚いています。ですが、これならば、Excel 等を使った既存の IE 専用のページで jQuery を使って画面制御やデータ取得が簡単にできそうです。 関連する記事 IE11 で VBScript を使う場合の注意事項 ( 古い社内アプリ移行時必見 )
<!DOCTYPE html> <html> <head> <meta http-equiv="x-ua-compatible" content="IE=8"> <meta http-equiv="Content-type" content="text/html; charset=utf-8"> <script type="text/javascript" src="//ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.9.1/jquery.min.js"></script> <script type="text/javascript"> // JavaScript オブジェクト用プロパティ名 var jsKey = ["name", "age", "tel"]; // ************************************* // テーブル要素内より JSON を作成して // VBScript 側に返す // ************************************* function jsGetTableData() { var jsData = {} jQuery("#tdata tr").each( function( idx, el ) { jsData[jsKey[idx]] = $( el ).find("td").eq(1).text() } ); return jsData; } </script> <script language="VBScript"> ' ************************************* ' VBScript から JavaScript を呼び出して ' 必要なデータをオブジェクトして取得 ' ************************************* Function vbsAction() ' オブジェクトなので Set が必要です Set vbData = jsGetTableData() ' jQuery を直接呼出しています jQuery("#p1").val( vbData.name ) jQuery("#p2").val( vbData.age ) jQuery("#p3").val( vbData.tel ) End Function </script> </head> <body> <input id="bt" type="button" value="実行" onclick="Call vbsAction()" language="VBScript"> <br> <input id="p1" type="text"><br> <input id="p2" type="text"><br> <input id="p3" type="text"><br> <table id="tdata"> <tr> <td>氏名</td><td>山田 太郎</td> </tr> <tr> <td>年齢</td><td>20</td> </tr> <tr> <td>電話番号</td><td>01-2345-6789</td> </tr> </table> </body> </html>
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