Firebase のデータベースは、JSON データです。読み込みはイベントを使用し、保存は API の呼び出しで直接行います。 具体的には、DatabaseReference のスーパークラス である Query の addListenerForSingleValueEvent 経由で DataSnapshot を取得してその中からデータを取得します。 読込み記事 Firebase API + Android Studio : Database のデータを Java に取得する方法は3通りあります。 保存は、DatabaseReference のメソッドを使用する事によって完結します。もちろん、更新された事のイベントを取得はできますが、最初のアプローチとしてはこの二つを設定するだけでいいと思います。 書込み記事 Firebase API + Android Studio : Database にデータを保存は単純で、DatabaseReference の setValue メソッドを使用します Android Studio に必要なもの 1) Google Play services を SDK マネージャからインストールしておきます。 2) Google APIs を含む System Image を SDK マネージャからインストールしておきます。 実機であれば必要ありませんが、エミュレータから実行する場合に必要です。この System Image を使用して AVD を作成しておく必要があります。 ※ 経験則上、Use Host GPU をチェックしておくと、エミュレータを正しく回転してくれます。 ※ 時々インストールしたアプリは削除したほうがいいです。 3) Android Studio の Settings で、Instant Run を無効にする ▼ 2.2 がリリースされたので、アップデートした場合は必要ないです これは、Android Studio 2.2 以降で使用可能な機能の絡みで、Database 機能に直接は関係無いようですが コアなライブラリと関係しているようなので設定しておきます。 ▼ 関連 Android Studio 2.2 で新規プロジェクトを作成すると『Could not reserve enough space for 1572864KB object heap』というエラーが出る場合の対処方法 ※ 手順確認用 PDF Android Studio プロジェクトの準備手順 Firebase のドキュメントページで、『Install the Firebase SDK.』という記述が出て来ますが、これは プロジェクトレベルの Gradle に 『classpath 'com.google.gms:google-services:3.0.0'』を追加する事を指します。また、目的の API によって Module レベルの Gradle にライブラリを追加する作業が必要です。 1) Firebase コンソールで プロジェクトを作成 Firebase でログインすると、右上に『コンソールへ移動』とあるのでクリックして移動します。そこで『新規プロジェクトを作成』からプロジェクトを作成します。 2) Android Studio に Firebase 用の新しいプロジェクトを作成 Firebase に『新しいアプリ』を作成して、Android Studio と関係付ける必要があるのですが、Firebase 側の登録処理で、Android Studio のパッケージ名が必要になります。 3) Android アプリに Firebase を追加 作業的には、Firebase に追加するのですが、目的として 『Android アプリから参照可能な Firebase API を追加する作業』という意味になります。Android Studio のパッケージ名を入力して進めると、google-services.json のダウンロードが始まるので、Android Studio で作成したプロジェクトの app フォルダ内へダウンロードします。 4) プロジェクト build.gradle と app build.gradle の変更 ▼ クリックするとクリップボードへコピーします 上が、『Install the Firebase SDK』です。この画像には、Module(アプリ) レベルの変更として apply plugin について書いてありますが、これは最後の行です。つまりは、以下を参考にして下さい。
apply plugin: 'com.android.application' android { compileSdkVersion 22 buildToolsVersion "23.0.3" defaultConfig { applicationId "lightbox.sep.fire3" minSdkVersion 19 targetSdkVersion 22 versionCode 1 versionName "1.0" } buildTypes { release { minifyEnabled false proguardFiles getDefaultProguardFile('proguard-android.txt'), 'proguard-rules.pro' } } } dependencies { compile fileTree(dir: 'libs', include: ['*.jar']) testCompile 'junit:junit:4.12' compile 'com.android.support:appcompat-v7:22.2.1' compile 'com.google.firebase:firebase-core:9.4.0' compile 'com.google.firebase:firebase-database:9.4.0' } apply plugin: 'com.google.gms.google-services'
※ 印刷用 PDF firebase のライブラリとして core と database を追加しています。使用する処理によっていろいろなライブラリが用意されており、こちらから一覧を参照できます。 5) AndroidManifest の変更 インターネットアクセスが必要なので、android.permission.INTERNET を追加しておきます。 6) Firebase Database のセキュリティ設定の変更 デフォルトでは、ログイン処理をしないとアクセスできないので、最初は無条件にアクセス可能にしておきます。ルールタブから以下のように変更して下さい。 7) データの作成(サンプル) 以下のデータは、JSON 的には配列データです。Firebase では、表現上以下のようになります。途中のインデックスが飛んでしまうと、そこは null のデータが設定された事になり、インデックスとしては存在する事になります。 作成後、右上のメニューからエクスポートとして内容を確認して下さい。
{ "users" : [ { "code" : "0001", "name" : "浦岡 友也" }, { "code" : "0002", "name" : "山村 洋代" }, { "code" : "0003", "name" : "多岡 冬行" } ] }
※ 手順確認用 PDF 関連する記事 Firebase API + Android Studio : Database のデータを Java に取得する方法は3通りあります。 Firebase API + Android Studio : Database にデータを保存は単純で、DatabaseReference の setValue メソッドを使用します Android Studio 2.2 で新規プロジェクトを作成すると『Could not reserve enough space for 1572864KB object heap』というエラーが出る場合の対処方法
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