RICOH MP C6004/C5504/C4504/C3504/C3004 : デジタルフルカラー複合機 目標は、ドメインで管理されているネットワークのPC への PDF の保存です。 その前にもっと簡単そうな、スキャンしたPDFをメールに添付して送るテストをしましたが、ごく普通のメールクライアントの設定で使用可能でした。 この段階でプリンタのタッチパネルの操作に慣れ、PC のブラウザからIPアドレスでアクセス可能な情報+操作ページのどこにどんな情報があるかに慣れました。 メールの場合は、いったんプリンタ内の共有フォルダに保存してから、ブラウザからの操作でメール送信を行います。また、メールを送る場合は、必ず送信者を指定する必要があるので、それ用のアドレス登録をしておきます(送信時のSMTPのユーザとパスワードはシステムで一つだけで、登録するのはユーザ毎の情報になります)。このアドレスは、PC の共有に対して PDF を送る時にも使用します。実運用としては、スキャン毎に共有アドレスとユーザとパスワードを毎回入力するのは無理がありますので必須です。 ブラウザからは、システムログの表示を見る事ができますが、ここにはエラーが起きた時にログが追加されるのでテストには重要な情報です。 アドレスは、直接入力が可能なので、その時はタッチパネルにエラーが表示されますが、登録済みのアドレスを使用した場合は、問題があればシステムログにのみ情報が出力されてタッチパネルは正常終了になります。 ドメイン + シマンテック + Windows Firewall ドメインでは無く、シマンテックでなければ何も問題なく動作すると思います。但し、デジタルフルカラー複合機のデフォルトのワークグループは、『WORKGROUP』です。 まず、ドメインで管理されているので、デジタルフルカラー複合機のワークグループを変更する必要があります。この変更は、ブラウザより管理者としてログインして行いました。導入直後のユーザ名はすごくポピュラーなあれです。そしてパスワードは入っていません。 この変更後、コマンドプロンプトから net view を実行すると、プリンタのエントリが表示されます。 この後は、シマンテックとWindows Firewall を無効にして、自分の PC に共有を作成して保存のテストを行います。デジタルフルカラー複合機からPC の共有を参照して保存するので、ログインするユーザをアクセス許可に登録して、書き込み可にしておく必要があります。そして、セキュリティ管理上面倒な everyone は削除しておきます。 このユーザのログイン情報をデジタルフルカラー複合機に登録する際は、ユーザは ドメイン名\ユーザ名 で登録する必要があるので注意して下さい。 シマンテック の設定 重要なキーワードは SMB プロトコルです。そもそも、デジタルフルカラー複合機のネットワークの設定(ワークグループ)が SMB というカテゴリで設定されます。シマンテック の設定ではあまり気にする必要はありませんが、ポートとしては 137、138、139 という3つのポートを知っておく必要があります。(445 も知識としては重要です) で、結局シマンテックはちょっとバグっぽいのですが、『ネットワーク脅威防止の設定』の『Microsoft Windows ネットワーク』タブにある、『ネットワーク上の他のユーザとファイルプリンタを共有する』にきちんとチェックが入るようにすれば良いです。 自分の環境では、このチェックが通常のチェックでは無く、部分的に有効な場合に使われる四角いチェックになっていました。なので、一度チェックを完全に外してから再度チェックすると問題無く動作しました。これに関してはネット上で同様の記事がありましたが、それでもダメな場合は、例のポートの受信を許可するようにルールを作成する必要があるでしょう。 Windows Firewall の設定 Windows Firewall では、137、138、139 の許可設定が、ファイアウォールのプロファイル毎に存在していました。なので、ドメイン用が無効になっていたので、有効にします(ポート毎に3つエントリがあるので、プロファイル毎で全部で9つあります)。これで動作するはずですが、面倒なら Firewall は一時的に止めてしまってもいいかもしれません。(時間のかかるアナログ作業を優先したほうがいい場合もあります) ※ 445 のエントリは SMB とコメントが書かれてありますが、そちらは通常は無視していいはずです。
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